やはり、今季のスパーズにはこのスタイルで最後まで勝負する以外にチャンピオンシップを奪還する術はないだろう。早いトランジションから多様なオフェンス。そこではパーカー、マヌ、RJ、ヒルにメイスンJrと走力とクイックネスのあるプレイヤーの組み合わせがキーになる。Cにブレアが入った場合にはよりスピードに乗ったトランジションゲームが可能になりそうだ。相手に強力なビックマンがいるチーム、例えばLALやUTHAなどにはフィジカルでは劣勢を否めないから、これより他に対抗策は、今は見つけがたい。パーカーとマヌのペネトレーションにキレが戻ってきたし、ヒルもドライブ、ジャンパーと安定感が出てきたのでインサイドでの確率の高いショットが増えればなおよろしい。波の大きいジャンパーはボナー、メイスンJrとフィンリー(そろそろプレーできそうな時期ではあるが?)あたりのベテランに任せた方がよい。RJもトランジションゲームに本領を発揮することは最近のゲームにも顕著。伝統のボールムーヴメントからベストショットを探るようなチームの典型的スタイルは彼には窮屈のようだし、その良さが損なわれる。インサイドに切れ込んだときの運動能力の高さを駆使したプレーの精度の高さはスパーズの新しい魅力だし、ウェポン。そこを利用しないテはないだろう。
問題は安定感。ATL戦も出だし好調はいつもの通りだが、この日はTOも少なく、追撃も許さない。ボウーガンスの起用に迷いがあるようだが、ワンポイントのデフェンダーとして以上の力がある。3ポイントシュートの精度に波があるが、得点に表れないプレーの貢献度は高い。ボナーは、ケガで休んでからシュートタッチが戻らないが時間の問題だろう。
この日ホームで4連敗をすれば、ダンカン入団以降だが、2001年来のワースト記録となるところだった。ゲーム前の解説S.エリオットはアスリート揃いのATLを抑えることにどんな方法を見つけるかを焦点の一つに上げたが、スパーズが完膚なきまで走り勝った。いつも笑わない無表情なJJだけは、タフなデフェンスをことごとく見事なフェイダウェーシュートを決めて31点はゲームハイだが、アスリート格の筆頭J.スミスは苛ついて自分を見失っていた感じだ。どうもこの男まだまだ。あんな表情でプレーしてはいけない。J.クロフォードは好プレイヤーだし、十分なプレーを見せた。が、どうも彼は移籍したチームでは大成しない感じがする。もっとディフェンシブなチームの方が良いのではとは余計なお世話だが。
さて、このゲームはダンカンが27リバウンドでキャリアハイを2個更新した。自分のシュートミスがことごとく自分のところにこぼれたというとおりオフェンスリバウンドは10個。27rebは今季のリーグハイでもある。パーカーがねん挫で退場。幸いなるかな、マイルドな様子であったことは僥倖。キレが戻りかけてきたところだから...

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