さて、お目当てのat&tセンターは、SAのダウンタウンからおよそ10キロ郊外にある。場所は予めネットで調べておいた。航空写真でも見ているが、自分の目線で見るのと上空からの印象は大分違う。スパーズのゲームがあるときは、ダウンタウンの主要なバス停からセンター行きの特別便が出るが、もう街も見飽きたわたしは、何でも見てやろうの心意気で徒歩でセンターに向った。
トロントもポートランドもホームコートはダウンタウンにあり、アクセスはイージー極まりない。ポートランドのダウンタウンエリアは無料の路面電車が縦横に走っていてる。トロントもダウンタウンの南端のオンタリオ湖岸にあり、近くにはCNタワーやNLBブルージェイズのホームも集まるボールパークを形成しているからアクセスも良い。治安に不安があるアメリカではアクセスが良いのがなによりデス。
...健脚を持って任じるわたしは10キロ程度なんてはものともしない。外国に行って、一番面白いのはマーケット。市民生活が覗けるし、そこの土地の名産が安く手に入る。Tシャツだって同じメーカーのものが格安で手に入るんだ。ダウンタウンの旅行者向けショップなんて損デス。トロントでは酒が手に入らず苦労したが、SAはどこでも手軽に買える。ビールでイケルのは、好みもあろうがエール。濃厚な味わいが良い。かつては、世界最高のビールはオーストラリアはタスマニアのカスケードのペールエードと思った。今もその考えに揺らぎはないが、アメリカの地ビールのエールはウマいデス。ポートランドでは飲み過ぎてゲームの記憶が朧な経験を持つわたしだが、今度はマジに見るとココロに誓うが...
さて、at&tセンターは赤土の平原に在った。道路向かいはコカコーラボトラーズのサンアントニオたぶん。早々にwill call centerでチケットを手に入れて、一安心。ここは外部からでもスパーズオリジナルショップが開いているので物色。ファンにはウレシイ、日本では手に入らないスパーズオリジナルグッズが買える。中で品の良さそうなご夫人と会話したが、オレは日本から来たクレージーだ、といったら驚いていたっけね。
ほんとはスパーズの極東ファンクラブ会長だといえばよかったがな...友人用にマヌのネームとナンバーが入ったTを買う。他にも欲しいものがあったが、突如、本来のケチな性格に戻ったわたしは、それでオワリ。今にして思えば、アレもコレも買っておくんだった...
アリーナへのゲートインはまちまちのようだ。SAはゲーム開始30分前でイン。それで待つこと。暇に任せて、アリーナへの持ち込み禁止のアナウンスや掲示板を読んでいると、革のパンツはダメらしい、ナゼ。
ようやく日が傾きかけるとみんなソワソワ。早く入れろということだ。そのうち、仮面ライダーのような面相をした私設応援者が、GO SPUR GOの雄叫びを擧げると、忽ちにラインに伝搬してGO SPURS GOの大連呼が沛然と起こった。これぞホームである。部屋でソンな雄叫びを擧げようなら変人扱いだ。早く、ティミー以下スパーズの面々に会いたい。本来ならば、オレをVIP待遇し厚遇すべきだが、そこはガマン。ドアーは開かれた!(続く)

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